~前回のあらすじ~
シェルターから脱出したエマと子ども達は、森を目指して進んでいました。
自分たちを逃がすためにシェルターに残ったユウゴとルーカスのことが気がかりでしたが、「すぐ追いつく」というユウゴの言葉を思いだし、再び歩き出します。
一方、シェルターに残ったユウゴとルーカスは、追手であるアンドリュー達との決戦に向かいます。
ユウゴは初めてこのシェルターに入った時のことを思い出していました。
ようやくたどり着いた安全な環境に、わっと声をあげて喜んでいた、当時の仲間達。
しかし今やそのほとんどが殺されてしまい、生き残ったはユウゴとルーカスだけです。
ルーカスは、全ての元凶はラートリー家だ、と口にします。
ミネルバを殺したのも、密猟場のこともそうであり、ラートリー家こそが仲間たちのカタキだ、と。
ユウゴは死んでいった仲間たちの姿を思い浮かべながら、刺し違えてでもエマたちを守る、とルーカスに告げ、死を覚悟して戦うことを二人で誓います。
農園にいた頃から、息がぴったり合っていたユウゴとルーカス。
二人は絶妙なコンビネーションで次々に敵を撃破していきます。
自分たちの人生を、おもちゃのようにもてあそばれた怒りを込めて。銃弾を放ち、負傷しながらも、五人の敵を倒します。
残る敵はアンドリューを含めて三人となり、いよいよアンドリューとの直接対決の時が近づいてきました。
と、ここまでが前回の内容でした!
という事で、さっそく本題である第108話のネタバレを紹介していくよ~!
※ここからはネタバレ内容を含みますので、あらかじめ認識をお願いします。
お急ぎの方は目次を参考にしてみて下さいね!
目次
約束のネバーランド108話のネタバレ!
引用:https://www.shonenjump.com/
激しい銃撃戦!徐々に追いつめられていくユーゴとルーカス!
アンドリューと激しく撃ち合うユウゴ。
「行け!ルーカス!」
負傷しているルーカスを先に行かせ、後ろから迫るアンドリューをけん制しながら、ユウゴも後を追います。
たかが食用児、と見下していた相手に思わぬ苦戦を強いられ、チッと舌打ちするアンドリュー。
アンドリューは二人(ユウゴとルーカス)の動きの良さや銃の腕から、本当に農園育ちか?と疑問を抱きます。
そもそも二人はどう見ても子どもではありません。いったい何者なんだ?と。
まさか、と思い至ったのは、15年前のGB(グローリー=ベル)脱走者に生き残りがいた、という可能性。
それが事実だとすれば驚くべきことではあります。
しかし、現在の状況を冷静に分析してみれば、敵はたった二人だけであり、しかもその内の一人(ルーカス)は片腕で足を引きずっている状態です。
こんな相手に5人もやられてしまったのか、とくやしがるアンドリューでしたが、すでに相手の規模や手の内は理解できました。
もう奇襲は受けない、追いつめてやる!と意気込んで、無線で部下に指示を出してユウゴとルーカスを囲い込みます。
挟み撃ちに手榴弾!絶体絶命のピンチ!?
挟み撃ちにされてしまったユウゴとルーカス。
前から二人、後ろからはアンドリューが迫っています。
「突破する」
口火を切ったのはユウゴでした。二丁拳銃の構えで、臆することなく前方に突撃します。
ルーカスはユウゴに背中を向けて後方を守ることで、お互いの背中を守り合う形での突破を試みます。
圧倒的に不利な状況にもかかわらず善戦する二人でしたが、アンドリューの投げた手榴弾が襲いかかります。
ルーカスはとっさに銃を投げ捨て、ユウゴに覆いかぶさり、自分の身を盾にして手榴弾からユウゴを守ろうとします。
手榴弾の衝撃で天井が崩れ、ユウゴとルーカスは瓦礫の下敷きになってしまいました。
ルーカスの姿は埋もれてしまって見えず、わずかにユーゴの後頭部と上半身が少し見えるだけです。
アンドリューの部下が二人の死を確認するために近づきますが、「気を抜くな」というアンドリューの冷徹な指示が飛びます。「距離をとり頭を撃て」「確実に殺せ」。
「了解」と部下が答えた瞬間でした。
死んだと思われていたユウゴの右腕だけが動き、その手に握られたライフルを持ち上げて即座に引き金を引きました。
うつ伏せで周囲が見えていない状態にも関わらず、ユウゴの放った銃弾はアンドリューの部下の頭を見事に撃ち抜き即死させます。
一人を仕留めた勢いそのままに、ユウゴはルーカスをかかえながら瓦礫から飛び出し、急いでその場を離れようとします。
再び銃撃戦になりますが、ユウゴの銃は弾切れを起こしてしまいます。
13年の後悔を経て!ルーカスと共に戦うことを選ぶユウゴ!
「ルーカス!しっかりしろ!」
ユウゴはルーカスをかかえて逃げながら、体勢を立て直して戦おうとしますが・・・
「いや・・・僕はもうだめだ」
ルーカスは内臓を潰してしまい、足ももう動かない、と告げます。
「頼む・・・僕を置いて行け」
負傷したルーカスを抱えたままでは、ユウゴまで格好の的になってしまいます。しかし、ユウゴ一人ならまだここから生きて出られる可能性がある、だから自分のことは置いて行ってくれ、と、あまりにも悲痛な頼みを口にします。
しかし、ユウゴはそんなルーカスの提案を拒みます。
13年前、やはり似たような状況で、ルーカスを置いて逃げたユウゴ。そのことをどれだけ後悔したか、どれほど自分を呪ったか。
だからこそ、今のユウゴは、たとえどんな状況であっても、ルーカスを一人で死なせる気も、自分一人だけ生き残ろうなどという気もありませんでした。
「生きるにも死ぬにも、俺達は最後まで一緒だ」
もう二度と一人になんてしない、と、晴れやかな表情で告げるユウゴと、どこか泣きそうな顔でそれを聞くルーカス。
13年前には選べなかった選択を、長い後悔の果てに、今度こそ選べたユウゴ。
この瞬間、ユウゴとルーカスの二人は、幼い少年時代にまで戻っていました。
さあ、と促すユウゴ。
「残る敵は2人・・・!」
ああ、とルーカスも応じます。
「迎え撃つぞ!」
エマ達に未来を託し、ユウゴとルーカス散る!
「あの部屋まで辿り着けば…!」
追いついてきたアンドリューと部下から銃撃されながらも、ユウゴとルーカスは明確な意思でどこかへ向かっていきます。
しかし、「終わりだ」という一言と共に放たれたアンドリューの狙撃により、ルーカスを抱えて走っていたユウゴもまた深い傷を負ってしまいます。
ユウゴとルーカスが駆け込んだのは、シェルター内の武器庫でした。
なんとか辿り着くことはできたものの、ユウゴは倒れ込んでゼェゼェ、と荒い息を吐いている状態。
ユウゴの側に倒れているルーカスはというと、「生きているか?」というユウゴの呼びかけにも応じず、ピクリとも動きません。
「馬鹿な奴だ」
ユウゴとルーカスを追って、アンドリューと部下も武器庫にやってきます。
アンドリューは膨大な数の武器に驚きながらも、ルーカスを見捨てずに二人で逃げることを選んだユウゴを罵倒します。
一人で逃げてこの武器を手にしていれば、まだ反撃のチャンスもあったものを、と。
もはや銃を握る力も残っていないであろうユウゴに対し、極めて愚かな判断ミスだ、と批判しますが、ユウゴは逆にそんなアンドリューを「ハッ」とあざ笑います。
「バカはてめぇらだ」
たとえここで自分達を殺そうとも、逃げ延びたエマ達がきっと世界を変えてくれる。
アンドリューたちがどれほど食用児を見下そうと、その秩序も、この腐った世界も、直に終わる。
「ザマァ見ろだ!」
それはアンドリューだけではなく、この世界そのものに対して向けられているような、ユウゴの切実な叫びでした。
そんなユウゴの姿も、アンドリューには負け犬の遠吠えとしか映らなかったのか、「吠えろ、全員殺してそれで終わりだ」と冷酷に告げます。
アンドリューの「殺す」という言葉に反応し、倒れ伏すユウゴの眼光が鋭く光ります。
(させるかよ)
ユウゴは決して、無策でこの武器庫までたどり着いたわけでも、このままただやられてしまうつもりもありませんでした。
「今だルーカス」
死んでしまったかと思われていたルーカスが、ユウゴの言葉に応じて、倒れ伏したまま拳銃を構えます。
「「お前たちもここで死ぬんだ」」
ユウゴとルーカスの言葉が重なり、アンドリューがハッと異変に気付きます。
いつの間にか武器庫に満ちていた煙。
シュゥウウという音を立てて広がるそれは・・・
「可燃ガス!!」
アンドリューが気づくと同時に、ルーカスが拳銃の引き金を引き、火花を散らせます。
してやったり、とほくそ笑むユウゴ。
(エマ、レイ、みんな・・・頑張れよ)
最後の瞬間に、エマたちに未来を託すユウゴ。
火花が可燃ガスに引火し、シェルターは地上にまで及ぶほどの大爆発を起こすのでした。
約束のネバーランド108話を読んでみた感想!
引用:https://www.shonenjump.com/
今回はユウゴとルーカス、二人の友情がとにかく熱かったですね!!
自分を置いて逃げろ、というルーカスに、俺達は最後まで一緒だ!とユウゴが告げるシーンは、めちゃくちゃ感動的なシーンでしたね!
ユウゴもルーカスも強くて賢くて経験豊富でものすごく良いキャラなんですが、二人が絡むと魅力がさらに倍増して感じられます!
1+1が3にも4にもなる感じというか。それだけにここで死んでしまうのがとっても惜しいですね。約ネバでは貴重な、エマたちに味方してくれる大人キャラでしたし…。
(頼りになりすぎるから今後の展開に緊張感を持たせるために退場させられてしまったのかな…なんて思ったりもしました)。
ラストのコマで描かれている爆発がかなり大規模なので、間違いなくシェルター内にいた人間は死亡してしまったと思うのですが、アンドリューもやはり死んでしまったのでしょうかね?
アンドリューはもっと末永くエマたちを苦しめるキャラなのかな、と勝手に想像していたので、思ったよりあっさりというか、早く退場してしまったな、と感じます。
でもこれで生きていたらユウゴとルーカスが浮かばれないので、このままおとなしく死んでいてもらいたいところです(笑)。
全ての元凶はラートリー家、と断言されたのも今回のポイントかなと思います。
おそらく今後もラートリー家から刺客が送り込まれてきたりする展開もあるかと思うのですが、ユウゴやルーカスだけがシェルターに残ったのは、エマたちに人殺しをさせないようにするためという配慮もあったので、エマ達が今後もでてくるであろう人間の敵を相手にどう対処するのか?も楽しみです。(レイあたりは人間相手でも容赦なく「殺そう」とか言いだしそうですが)
序盤にあった頭脳戦や心理戦などの駆け引きメインの戦いもまた見てみたいです!
約束のネバーランドネタバレ108話の感想『もう一人にしない!』まとめ
引用:https://www.shonenjump.com/
今回の約束のネバーランドの第108話についてはいかがでしたでしょうか?
今回のネタバレ感想を以下にまとめてみるとこのようになりました!
- 約束のネバーランド・第108話のネタバレ!
- 激しい銃撃戦!徐々に追いつめられていくユーゴとルーカス!
- 挟み撃ちに手榴弾!絶体絶命のピンチ!?
- 13年の後悔を経て!ルーカスと共に戦うことを選ぶユウゴ!
- 激しい銃撃戦!徐々に追いつめられていくユーゴとルーカス!
- エマ達に未来を託し、ユウゴとルーカス散る!
- 約束のネバーランド第108話を読んでみた感想!
次回の約束のネバーランドですが、コミックス11巻発売記念で表紙&巻頭カラーのようです!
お話の続きも気になりますが、カラーイラストも楽しみですね!
また次回のネタバレ記事もお楽しみに!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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今回は約束のネバーランドの第108話についてのネタバレ感想内容を
『約束のネバーランドネタバレ108話の感想『もう一人にしない!』』としてわかりやすくまとめてみたいと思うよ!
さっそく前回のあらすじからおさらいしておこう!