~前回のあらすじ~
杉本達はニヴフの集落に滞在していました。
杉本は重傷の尾形を医者に見せたいと提案し、鯉登から反対されますが…
負傷している月島も治療できる、という名目で納得させます。
そしてニヴフの格好をしてロシア人の医者の元を訪ねた杉本でしたが…
日本人だとばれてしまい、銃で脅迫して強引に医者を連れ出すのでした。
一方、菊田は戻らない有古を探しまわっていたのですが、アイヌの村でようやく発見します。
有古は都丹庵からはぎ取ったという刺青人皮を見せながら、宇佐美達に手柄を横取りされないよう潜伏していたと説明し、菊田も納得して有古を褒めます。
杉本達はというと、ロシア人の医者を連れてニブフの集落に戻ったのですが、尾形を治療するためには病院に運ばなければならない、と言われます。
通報されるリスクを恐れた鯉登がまたも反対しますが、結局杉本が押し切って、犬ぞりに尾形を乗せて病院へ向かうことになるでした。
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と、ここまでが前回の内容でした。
という事で、さっそく本題である197話のネタバレを紹介していきますよ~!
目次
ゴールデンカムイ197話のネタバレ!
【TVアニメ『ゴールデンカムイ』振り返り企画!】
第十三話から原画公開です!前山と月島に見守られ作業をする江渡貝くん。
チカパシが初登場!
谷垣は自分の幼少期を重ねます。
ここから谷垣とインカ(ラ)マッの旅が始まります!来週もお楽しみに!https://t.co/UFJLQnS22H#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/9thyeeXtgm
— ジェノスタジオ (@geno_studio) April 22, 2019
尾形は助からない!?
ロシア人の医者の病院で、尾形が手術を受けています。
杉本達が外で待っていると、「できるだけのことはした」と医者が現れて言います。
しかし、尾形は呼吸も血圧も弱くなっており明日の朝までもたないそうです。
「もうすぐ死ぬって…」
医者の言葉をリレー形式で通訳して、最終的にエノノカが日本語で全員に伝えると、アシリパは辛そうに顔を伏せます。
「…どうする?」
谷垣が問いかけると、鯉登は「待つ」と応えます。
そんな中、杉本が動き出して病院の中へ入っていきます。
「……なんとか助けられないか頼んでみる」
尾形のいる病室の扉を開ける杉本でしたが…
そこにあったのは空になったベッド、開け放たれた窓、そして血を流して倒れている医者の姿があるだけで、尾形の姿はありません。
「尾形が逃げた!!」
杉本は外へ飛び出してアシリパに向かって叫びます。
「アシリパさん、尾形が逃げた!!」
逃げた尾形!?
「裏へ回れッ、谷垣と白石は向こうだ!まだ遠くへ行ってない!」
杉本は目を見開き、銃を構え、尾形を逃がすまいと指示を飛ばします。
「アシリパさんは離れるな!」
そんな中、鯉登は病室で倒れている医者に「生きてるか?しっかりしろ」と声をかけていました。
まだ息があった医者は、ロシア語で何かをうめきながら、鯉登の背後に目線を向けて何かを訴えています。
医者の目線の先…開け放たれた扉の影の死角部分には、看護師を人質に取った尾形が潜んでいるのでした。
気付いた鯉登がバッと振り返って拳銃を向けますが…
尾形は鯉登ではなく、医者に向かってロシア語で何かを叫びます。
「この女を刺すぞ!その男を殴り倒せ!」
尾形に脅されるまま、医者は鯉登の後頭部を殴り倒します。
うつぶせに倒れた鯉登の手から、尾形は拳銃を奪い取ると、そのまま鯉登の頭に銃口を向け、ロシアで言い放ちます。
「ボンボンが」
鯉登の過去!
見下す尾形と見上げる鯉登、一触即発の状態から、場面は鯉登の過去に飛びます。
当時14歳の鯉登が、三輪駆動の小型自動車を運転し、学校の校庭で乗り回しています。
校舎にいる生徒たちの反応は様々で、「スゲー!あやなんじゃ?」と称賛の視線を向ける者もいれば…「鯉登どんところん次男坊じゃ、あんボンボンめ」とあまり好意的でない発言もあります。
校庭から外に出た鯉登は、そのまま鹿児島の街中を我が物顔で爆走しますが、横道から出てきた人影とぶつかりそうになってしまいます。
「すみもはん!!けがはあいもはんか」
幸いにもぶつかることはなく、飛び出してきた人物(顔に影がかかっています)も、自分も不注意だったと謝りながら、鯉登の乗っていた車について尋ねます。
ドディオンブートンという名のその車は、鯉登の父がフランスの知り合いからもらったものなのだそうです。
「勝手に乗り回してるの?叱られない?」
「がられもはん(叱られません)」
「そう…ところで西郷隆盛さんのお墓はどう行けば良いのかな」
その人物は観光に来たらしく、鯉登は迷惑をかけたお詫びに案内を申し出て、お墓まで連れていきます。
「ありがとう、助かった。景色がいいから一緒に食べよう」
お墓についたところで、男は月寒あんぱんというパンを取り出して、鯉登と一緒に食べながら会話を始めます。
鹿児島では何がおいしいのかという話になり、鯉登は「桜島大根やろか」と答え、そこから兄のことを連想します。
鯉登は持っていたあんぱんを二つに分け、兄の墓にお供えします。
「母上に似て色白で…オイは桜島大根とからかったんじゃけど…一度も怒らんかった。優しか兄さあでした」
兄の墓の前で、鯉登は「オイが死ねば良かった」とつぶやきます。
と、それまで影で隠されていた観光客の顔が、ようやくはっきり描かれ…その人物が鶴見だと判明します。
「話してごらん?」
鶴見は鯉登の隣に立って、優しくそう声をかけるのでした。
ゴールデンカムイ197話を読んでみた感想!
https://twitter.com/kamuy_anime/statuses/1119979102641905664
今回は尾形と鯉登にスポットライトが当たったような回でしたね!
父から見捨てられ、義弟を殺した兄である尾形と…
父から愛され(甘やかされ?)、兄を失った弟である鯉登…
こうして見てみると、この二人はとても対照的な存在ですね!
医者の診断では、尾形は呼吸も血圧も弱くなっていて、明日の朝までもたないとのことなのですが…
それがそのまま事実なのか、それとも医者に誤診させるように尾形が仕向けたのか(呼吸や血圧をわざと弱々しくしていた?)、ちょっと気になりました!
前者であれば尾形の生存はかなり危ないかな、とも思ったのですが…
杉元なんて頭を撃たれて脳が飛び散っても今ではピンピンしているくらいなので、明日までもたないという診断の根拠が「呼吸や血圧が弱い」程度のことなら、たとえそれが事実であってもどうとでもなるような気も…!?
「尾形が逃げた!」というのはブラフだったわけですが、その時の杉本はとても活き活きして見えました!
尾形が逃げるだけの元気を見せてくれたことで、その事実をもってして尾形が回復したとみなし、杉本は今度こそ尾形を殺すつもりかもしれませんね…!
さらに今回は鯉登の過去も描かれましたね!
ゴールデンカムイは重い過去を背負っている人物が多いですが、鯉登もまたそうなのかもしれませんね!
鯉登が鶴見の信者になった経緯も明かされそうで興味深いですね!
ゴールデンカムイ197話のネタバレ感想『山猫とボンボン』まとめ
https://twitter.com/kamuy_anime/statuses/1119616713224380421
今回の『ゴールデンカムイ』の197話についてはいかがでしたでしょうか?
今回のネタバレ感想を以下にまとめてみるとこのようになりました!
- ゴールデンカムイ197話のネタバレ!!
- 尾形は助からない!?
- 逃げた尾形!?
- 鯉登の過去!
- ゴールデンカムイ197話を読んでみた感想!
続きが待ち遠しいゴールデンカムイですが、今週はヤングジャンプが合併号だったので、来週はお休みのようですね!
今回の話で尾形がロシア語を使えることが判明しましたが、それを前提にこれまでの話を読み返してみるというのも、また新たな発見がありそうで面白そうですね!
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また次回のネタバレ感想もお楽しみに!
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こんにちは!
ネタバレ感想・考察の庭へようこそー!
今回は2019年4月25日発売の週刊ヤングジャンプに連載中の人気漫画である
『ゴールデンカムイ』の197話についてのネタバレ感想と考察内容を
『ゴールデンカムイ197話のネタバレ感想『山猫とボンボン』』としてわかりやすくまとめてみたいと思います!
さっそく前回のあらすじからおさらいしておきましょう!