~前回のあらすじ~
谷垣との戦いで負傷したキロランケは、脇腹を押さえてその場を離れていきます。
一方、残された谷垣の元には鯉登と月島が駆けつけ、二人は血痕を頼りにキロランケの後を追います。
その道中、キロランケの仕掛けたブービートラップから鯉登をかばって月島も負傷。
一人になった鯉登は怒りに燃えながらキロランケの元を目指します。
追われるキロランケは、ヒグマが漁師の追走から逃れるために使う止め足で鯉登をあざむきます。
鯉登の背後を取ったキロランケは銃を構えますが、アザラシの呼吸音で鯉登に感づかれ…
そのまま肉弾戦へと突入します。
激しい攻防の末、マウントポジションを取ったキロランケが鯉登に山刀を振り下ろします。
しかし、部下の復讐に燃える鯉登は山刀を腕で防ぎ、キロランケの首筋に小刀を突きさすのでした。
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と、ここまでが前回の内容でした。
という事で、さっそく本題である190話のネタバレを紹介していきますよ~!
目次
ゴールデンカムイ190話のネタバレ!
「今週の鯉登少尉は、薩摩隼人は見た!」
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キロランケ反撃!鯉登のピンチに谷垣と月島が!?
鯉登の突き刺した小刀は、咄嗟に出されたキロランケの左手を貫通し、首筋まで到達しましたが…
刃先が食い込みはしたものの、致命傷とはならなかったようです。
キロランケは小刀を押し返すと、先ほど鯉登の左腕に防がれた山刀に両手を添え、上から体重をかけて押し込みます。
「おおおおおお!」
「おうぐううう!」
鯉登も下から必死で抵抗しますが、体勢の不利もあってか徐々に押し切られ…
山刀の刃先がズブズブと体に食い込み、鯉登の顔に焦りが浮かび始めます。
ドッダアアァン!
銃声が響き、二発の銃弾がキロランケの上半身に命中します。
撃ったのは負傷を押して駆けつけた谷垣と月島でした。
両肩のあたりを撃たれたキロランケは、声もなく、うつろな視線で崩れ落ち、仰向けに倒れ込みます。
最後の意地?キロランケの手榴弾!
倒れ込むキロランケに背を向けて、鯉登は月島に手出し無用を言い渡します。
そしてキロランケの銃に刺さったままだった軍刀をキンッと引き抜くと、自分がキロランケにとどめを刺す、と言います。
谷垣に脇腹を刺され、鯉登にも傷を負わされ、さらに両肩を撃たれたキロランケは、流石にもう動けないように思われましたが…
キロランケは歯を食いしばり、隠し持っていた手榴弾を取り出すと、シュッと素早くピンを引き抜き…
背を向けていた鯉登と月島めがけて放り投げます。
キロランケの手際があまりにも鮮やかだったためか、警戒していながら止められなかった谷垣の視線の先で、手榴弾が月島に向かって飛んでいきますが…
振り返った鯉登が軍刀を振り抜き、宙を舞う手榴弾を両断、爆発を防ぎます。
「谷垣撃て!!」
月島が叫び、谷垣もそれに従って、キロランケを撃つべく銃を構えます。
駆けつけるアシリパ!
「待って!!」
谷垣を止めたのは、駆けつけたアシリパの叫びでした。
少し離れて尾形を背負う杉本、そして白石の姿もあります。
キロランケに駆け寄ったアシリパは、まだ聞かなければいけないことがある、撃たないでくれと頼みます。
先ほど殺されかけたばかりの月島から「そいつは手負いの猛獣だ!!」とキロランケから離れるように言われるアシリパでしたが、譲る様子はありません。
キロランケは息も絶え絶えになりながら、アシリパに語り掛けます。
「逃げるぞ…アシリパ」
「ソフィアと…ウイルクの話を…きっとお前の中にカギがある…」
そう語る間も、キロランケは谷垣に刺された脇腹から大量の血を流し続けています。
もう長くはないと悟ったのか、アシリパは複雑な表情を浮かべます。
見守っていた白石もまた、「…キロちゃん」とつらそうな反応です。
(杉本は死んだ魚のような目で見ています)
キロランケ死す!
「さっき全部思い出した。やっぱりアチャが教えてくれたことだった」
アシリパはそう耳打ちすると、ありがとう思い出させてくれて…とキロランケにお礼を言います。
「…そうか」
それを聞いたキロランケは、「ハー…」と深く長い息を吐くと、どこか安心したような、安らかな笑顔を浮かべます。
(良かった……)
極寒の大地に、雲の隙間からもあたたかな光が差し込みます。
(この旅は、無駄ではなかった)
キロランケは、アシリパを連れてきたこれまでの旅路を思い出します。
無駄ではなかった…繰り返しそう思いながら、スチェンカで暑苦しく殴り合った記憶や、バーニャ(ロシア式蒸し風呂)のことも思い出します。
(いや結構無駄なことしたな)
そして自分の妻や子供達…ソフィアやウイルクのことを思い出します。
「あとは頼んだぞアシリパ…!俺たちのために…ソフィアと…ソフィア…!!」
キロランケの死が目前まで迫っているのを感じ取ったのか、鯉登と月島はただ黙って見守り、谷垣は視線を外しています。
「キロランケニシパが、アチャを殺したというのは本当か?」
最後にそう問いかけるアシリパでしたが、キロランケの瞳からはすでに光が失われていました。
「キロランケニシパ…キロランケニシパ…」
アシリパが力なく何度も名前を呼びますが、キロランケが答えることはありませんでした…。
ゴールデンカムイ190話を読んでみた感想!
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メインキャラの一人として、長く物語を盛り上げてくれたキロランケですが、とうとう今回で退場しましたね…!
白石やアシリパの辛そうな反応を見ていると、読んでいるこちらにも辛い思いがこみ上げてきました…!
以前、死んだ鹿の体温が杉本を温め、鹿が生き抜いた価値は消えたりしない、とアシリパが語るシーンがありましたが…。
キロランケもまた、自分が生き抜いたことが無駄ではなかった…と安堵して死ぬことができましたね…。
そんなシリアスなシーンの直前に突然ギャグを放り込まれて、不覚にも笑ってしまいましたが…!
聞きたいことがある、そう言ってキロランケを撃つのを止めたアシリパでしたが…
キロランケの死が近いことを悟って、自分が聞きたいことよりも彼を安心させることを優先したアシリパの選択は、とても慈悲深いものを感じました!
それによって肝心なことは聞けずじまいで終わってしまいましたが…!
キロランケと同じく負傷していた月島と谷垣ですが、今回の話を読む限り、命に別状はなさそうで安心しました!
鯉登も大丈夫そうですよね。まだちょっとヤバそうなのは尾形でしょうか!?
重要人物でも死ぬときは容赦なく死んでしまうゴールデンカムイですが、だからこその面白さがありますよね!
ゴールデンカムイ190話のネタバレ感想『旅の果』まとめ
本日2月14日はふんどしの日!!
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今回の『ゴールデンカムイ』の190話についてはいかがでしたでしょうか?
今回のネタバレ感想を以下にまとめてみるとこのようになりました!
- ゴールデンカムイ190話のネタバレ!!
- キロランケ反撃!鯉登のピンチに谷垣と月島が!?
- 最後の意地?キロランケの手榴弾!
- 駆けつけるアシリパ!
- キロランケ死す!
- ゴールデンカムイ190話を読んでみた感想!
怒涛の展開が続くゴールデンカムイ、来週も楽しみですね!
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また次回のネタバレ感想もお楽しみに!
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ネタバレ感想・考察の庭へようこそー!
今回は2019年2月21日発売のヤングジャンプに連載中の人気漫画であるゴールデンカムイの190話についてのネタバレ感想内容を
『ゴールデンカムイ190話のネタバレ感想『旅の果』』わかりやすくまとめてみたいと思います!
さっそく前回のあらすじからおさらいしておきましょう!