~前回のあらすじ~
突然、陽菜との同棲生活(親公認)が始まった夏生。
大学では演劇サークルフォレストの新歓公演が行われ、反応も上々。
夏生は芹沢から役者になることを勧められます。
大学からの帰り、ラマンを訪れた夏生は、そこで働くミサキと再会。
ミサキが社会復帰へ向けて歩みだせたことを喜ぶナツオは、陽菜にも報告して一緒に喜びます。
事件のことを思い出した夏生と陽菜は、何かあったときはお互いに相談しあうことを約束するのでした。
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と、ここまでが前回の内容でした。
という事で、さっそく本題である231話のネタバレを紹介していきますよ~!
※ここからはネタバレ内容を含みますので、あらかじめ認識をお願いします!
目次
ドメスティックな彼女231話のネタバレ!
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夏生、副部長になる!?
フォレストの新歓公演も無事終了、たくさんの新入生が加入したことで、4年になってサークルを抜ける面々も一安心している様子です。
部長である楢が全員の前で引退の挨拶を終え、続いて公認の任命を始めます。
「これから皆を率いていくフォレスターの次期部長は…3年水沢伊吹!」
指名されると思っていなかった水沢は油断して鼻をほじっていたのですが…
リーダーシップや広い視野、コミュニケーション能力、そして役者としての実力を買われての任命でした。
「さて次は副部長だが…2年、藤井夏生!」
「は!?」
突然の指名に驚く夏生。
そもそも副部長というポジション自体が今までになかったものなのですが、水沢一人では心配だから、という理由から、補佐として夏生がつけられたようです。
フツーの方が幸せ…?
新部長に任命された水沢がカンパイの挨拶をする中、飲み会がスタートします。
「あの、なんで俺なんスか」
夏生は飲み会の席で、あらためて楢に対して、自分を副部長に任命した理由を尋ねます。
夏生を副部長に決めたのは、楢一人の意思ではなく…これまでの夏生の働きぶりを鑑みて、4年の幹部で話し合って決めたことでした。
夏生は人当たりがよく、部員が頼りやすい、そんな理由もあるようですが…
同時に、悩みを抱えている夏生のためを思っての選択でもありました。
「今は違和感があっても、立場が人を育てるということもある。その中でまた新しいものが見つけられるかもしれないだろ?」
そこへ黒桂も合流し、話題は就職活動のことに移ります。
黒桂の第一志望は銀行であり、てっきり舞台関係か掛け持ちしていたラグビー関係に行くと思っていた夏生は驚きます。
驚く夏生に、黒桂は自分の考えを話し出します。
「好きなこと貫けるヤツはスゲーと思うよ。でも俺は安定的な人生の方がいい。その方が幸せに生きれる」
フツーに仕事してフツーに結婚してフツーに家買って…と、そんな黒桂の話を夏生は黙って聞いているのでした。
一次会を終えたフォレスターのメンバーたちは、どこかで二次会をやろうという話になり、たまたま近くにあった夏生の家が会場に選ばれてしまいます。
いきなりやってきたフォレスターのメンバーを出迎えたのは、夏生と同棲している陽菜。
彼女ではなく姉であることを説明し、結局なんだかんだで夏生の部屋で2次会が開始されてしまうのでした。
夏生の選択…小説はもう書かない!?
みんなで遊べるゲームを探していた夏生は、押し入れにしまわれていた原稿用紙を見つけますが、何事もなかったように目線をそらし…
「カードゲームならありますけど」とみんなの元へ戻っていきます。
「そういや藤井、どこのセクションに入るんだ?」
照明、広報、制作などが候補にあがる中、「はい!」と、夏生ではなく芹沢が挙手します。
「藤井君は、役者がいいと思います!」
夏生の大根演技を見たことがあるメンバーは、それはどうだろう…という顔をしますが、芹沢の説得もあり、夏生は正式に役者をやることになります。
後日、さっそく芹沢から指導を受けつつ、役者としての練習をスタートする夏生でしたが…やはりはじめは上手くいきません。
ただ、新入生も交えた明るい雰囲気の中での練習は、夏生にとっても楽しいものだったのか、自然と笑顔が浮かびます。
夜、夏生は陽菜との夕食を食べながら、役者がいかに難しいかを楽しそうに報告します。
陽菜も翌日、夏生が役者に転向したことを職場で同僚たちに楽しそうに報告し、夏生が舞台で演じるところをみるのが待ちきれない、とのろけ出します。
「橘さん、弟さんのこと話すとき、本当に楽しそうね」
「はい!」
満面の笑顔で答える陽菜。
そして仕事を終えた陽菜は帰り道、夏生の原稿用紙がゴミ捨て場にあるのを見つけます。
(なんで捨ててあるんだろ。何か捨てる時に間違えて入れちゃったのかな)
ごみの中から原稿用紙を取り出し、陽菜が帰宅すると…
先に帰っていた夏生が、誰かと電話している場面に遭遇します。
「お疲れ様です。ご無沙汰して…いえ、ええ」
誰だろ…と思いながら、陽菜は電話の邪魔にならないよう気を使ってか、そっと玄関のドアを閉め、部屋の中に入ります。
夏生は陽菜には気づいていないのか、そのまま電話を続けます。
「はい、ええ、そのことなんですけど、最近ずっと考えてて」
「俺、もう、小説の道は、諦めようと思います」
夏生のそんな言葉を、原稿用紙を抱えた陽菜が、黙って聞いているのでした。
ドメスティックな彼女231話を読んでみた感想!
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瑠衣との別れや、陽菜との同棲など、衝撃的な展開が続くドメカノですが…
夏生が小説の道をあきらめるというのは、個人的にはそれらに匹敵するか、あるいはそれ以上の衝撃を受けました。
夏生にとって小説というのは、己のアイデンティティーのようなものだったのでしょうから、それをあきらめる、というのは、ものすごく大きな決断ですよね…。
最後に電話していた相手は、編集者の蔦谷か、師匠の桃源先生あたりでしょうか?
夏生の口ぶりからは、小説の道をあきらめる、という選択は、昨日今日決めたようなものではない感じですよね。
ずいぶん前からずっとその選択が頭にあって、迷いに迷いながらも…
半ば強引に決められてしまったフォレスター副部長という役職、役者への転向、それに黒桂の言葉などもあり、ようやく決めることができた、という感じなのでしょうね…。
どこかの話の冒頭で、未来の夏生らしい姿がチラッと描かれたことがあって、その時の夏生は「先生」と呼ばれており、彼を支えてくれる妻と一緒に生活している様子が描かれています。
それが本当に未来の夏生の姿を描いたものかはわかりませんが…できればその未来図通り、夏生には小説の道を歩んでほしいと思います。
ドメカノはジャンル的には「恋愛もの」や「ラブコメディ」にあたると思うのですが…
物語中盤から徐々に色濃くなっていった、「小説家を目指す夏生のサクセスストーリー」のような側面もあり、いつしか彼を応援するようになっていた一読者としては、やはり夏生にはどこかで再起してほしい、と願わずにはいられません。
今に始まったことではない、夏生の悩みやスランプですが…
誰も決定的な形で、夏生をそこから救い出してあげることはできませんでしたよね。
そして夏生本人もその道をあきらめてしまった今、もし、彼を救い出してあげられる可能性があるとしたら…
今、一番夏生のそばにいて、夏生が捨ててしまった稿用紙に気づいて、ごみの山から拾い上げてくれた陽菜なのではないかな、と思います。
(フォレスターでの副部長就任と役者への転向で視点が増え、視野が広まり、いつしかまた書きたいようになっていた、なんて展開になる可能性もあるとは思いますが…)
まっとうな解決策で夏生のスランプを解決させるなら、桃源先生のアドバイス(取材しろ!など)で、もっと根本的なレベルで夏生を吹っ切れさせていても良かったような気がします。
多分そういうものとは別次元のアプローチが必要なのだろうな、と思っています。
ドメスティックな彼女231話のネタバレ感想『夏生の諦め!』まとめ
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今回の『ドメスティックな彼女』の231話についてはいかがでしたでしょうか?
今回のネタバレ感想を以下にまとめてみるとこのようになりました!
- ドメスティックな彼女231話のネタバレ!
- 夏生、副部長になる!?
- フツーの方が幸せ…?
- 夏生の選択…小説はもう書かない!?
- ドメスティックな彼女231話を読んでみた感想!
ドメカノは毎回、毎回、続きが気になる引きを持ってきますが…今回の続きが気になる度は相当のものですよね!
物語の主人公が倒れたとき、立ち上がる動機やキッカケは主人公それぞれなわけですが…
夏生にとってのそれが何になるのか、陽菜なのか、瑠衣なのか、演劇なのか、それともまた別の何かなのか?
楽しみにしながら続きを読んでいきたいと思います!
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また次回のネタバレ感想もお楽しみに!
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こんにちは!
ネタバレ感想・考察の庭へようこそー!
今回は2019年5月29日発売の週刊少年マガジンに連載中の人気漫画である
『ドメスティックな彼女』の最新話である第231話についてのネタバレ感想と考察内容を
『ドメスティックな彼女231話のネタバレ感想『夏生の諦め!』』としてわかりやすくまとめてみたいと思います!
さっそく前回のあらすじからおさらいしておきましょう!