~前回のあらすじ~
シネマトグラフの撮影技師と出会った杉本とアシリパ。
アシリパはアイヌの昔話をシネマトグラフに残すことを思いつきます。
アシリパが監督、杉本達が役者になってさっそく撮影を始めます。
パナンペ・ペナンぺ物語や、ケソラプの身の上話など、撮影を進めていくアシリパ。
役者たちの演技に憤りを感じる場面もありましたが、最終的にはアシリパ監督の満足するものが出来上がったようです。
▽前回のネタバレ記事はこちらです▽
と、ここまでが前回の内容でした。
という事で、さっそく本題である206話のネタバレを紹介していきますよ~!
※ここからはネタバレ内容を含みますので、あらかじめ認識をお願いします!
目次
ゴールデンカムイ206話のネタバレ!
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シネマトグラフ上映会!
鯉登が借りてくれた芝居小屋で、シネマトグラフの上映会を行うことになります。
撮影にかかわった全員が見守る中、さっそく映像が映し出されていきます。
「ヤダ~金玉見えてるじゃん!」
盛り上がる杉本達一行。
昔話が終わると、続いてクズリを仕留めるアシリパの映像が映し出されます。
「すげぇ~」
そしてさらに映像は進み、今度は何故かアシリパの村が映し出されます。
撮影技師のジュレールがアシリパを見ていて気になることがあったらしく、10年以上前に撮影したこの活動写真を見てみてほしい、とのことです。
「アチャ!?」
映し出された父ウイルクの姿を見てアシリパが叫びます。
杉本や白石、鯉登など、顔を剥がれる前ののっぺら坊を始めてみる面々も、その素顔に驚きます。
「じゃあこの隣の女性は…」
ジュレールが見せたかったのは、ウイルクの側に立つ、アシリパにそっくりな大人の女性。
「明るくて、晴れの日みたいな人だったって、アチャが」
アシリパの言葉をそのまま体現するかのように、アシリパの母と思われるその女性は、よく笑い、みんなを率い、おいしそうに物を食べる女性の姿が映し出されていきます。
「素敵な感じの人だなぁ」と白石も率直な感想を言います。
そして女性が赤ん坊を背負っている場面になります。
「あなたの父上は樺太から来たアイヌで、結婚するために日本の戸籍をとると言っていたよ」
火災発生!非難する杉本達!
勝五郎が当時のことを話し出す中、さらに活動写真は進み、ウイルクの側にいたキロランケの姿が画面に映ります。
そこでシネマトグラフの機材に異常が起こり、火災が発生します。
「みんな逃げろッ!ジュレール、他の写真には燃え移すな!」
シネマトグラフは光源にもフィルムにも発火性の高い素材や技術が使われていました。
そのため、たびたび火災が起き、歴史的なフィルムが多数消失されてきたのでした。
外に避難した杉本達。
杉本はアシリパが一人で離れた場所にいることに気づき、近づいて声をかけます。
「活動写真は素晴らしい技術だけど、いま生きる私たちのすべてを残すにはまだ十分なものじゃなかった」
アシリパは今回のシネマトグラフで母の顔を始めて見ましたが、アチャが話してくれた母の思い出話の方が体温まで伝わるほど残っている、と言います。
「やっぱり自分たちで大切にする気持ちがなくては、残っていかない」
キロランケに連れ出された、樺太の旅のことを思い出すアシリパ。
「キロランケニシパやアチャの言う通り、守るためには戦わなければならないのか…」
自分の想いを正直に伝える杉本!
「それはアシリパさんじゃなくたっていいじゃないか」
杉本はアシリパが戦うことを止めようとしますが…。
「金塊を見つけたら、あとは小樽に帰って、初めて杉本に出会ったころと同じように…クマやシカを追いかけて、ヒンナヒンナして暮らせというのか?」
キロランケが命をかけて伝えてきたのに、自分はもう無関係ではいられない、とアシリパは言います。
「戦うのはアシリパさんじゃなくたっていいじゃないか」
引き下がらない杉本に、アシリパが言います。
「杉本お前は…!!私のためじゃなくて、自分を救いたいんじゃないのか?」
「私の中に、干し柿を食べていた頃のような自分を見ているだけじゃないのか?」
アシリパにそう指摘され、平和に干し柿を食べていた頃の記憶をよぎらせながら、杉本が答えます。
「確かにそれもある」
アシリパの指摘を素直に認めてから…
杉本は、これまで黙っていた、網走監獄でウイルクに言われ言葉をアシリパに伝えます。
「アシリパさんを戦争で戦えるように育てたと…俺にそう言った」
表情を曇らせるアシリパに、杉本は続けます。
「ウイルクは…何も知らないアシリパさんを金塊争奪戦のなかに無理やり巻き込んだ」
「キロランケもアシリパさんを連れて行って、戦って守るしかないのだという選択肢にしかたどり着けないよう、自分の命と引き換えに…追い込んだ」
「俺はそれが許せない」
アイヌの先頭に立って死ね、戦って人を殺せ、ウイルクやキロランケが言っていたのはそういうことだ、と杉本は言います。
「アシリパさんは本当にそうしたいのか?」
人を殺せば地獄に落ちる、というアシリパの話を持ち出す杉本。
信心深くないアシリパが地獄を信じているかはわかりませんが、少なくとも杉本は、たくさん人を殺して、元の自分に戻れずに苦しみ…地獄を考えたやつもそうだったのかもしれない、と語ります。
そしてアシリパはまだその地獄を知らないで済んでいる、と。
「俺はアシリパさんにこの金塊争奪戦から降りてほしい。知ってからではもう遅い」
ゴールデンカムイ206話を読んだ感想は?
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前回撮影したシネマトグラフ、早くも上映会が開催されましたが…
いきなり火災でフィルムが消失してしまうという、残念な結果に終わってしまいましたね。
フィルムの消失がなくても、上映会を終えたアシリパの感触としては…
シネマトグラフはアイヌの文化を残す手段として、アシリパが満足できるだけのものではなかったようですね。
シネマトグラフの存在が、アシリパが戦わなくても済む、新たな選択肢になるかと思ったのですが…残念です。
また、今回は初めて、杉本が救いたいのはアシリパではなく過去の自分自身なのではないか?という指摘が、
他ならぬアシリパ自身からされたのは驚きでした。
そしてそれに対する杉本の対応も、驚くでも動じるでもごまかすでもなく…
素直に認めた上で、自分の気持ちを正直に伝えているところが、とても男前だと感じました。
杉本が正直に自分の気持ちを話したことで、お互いの本心を隠したまますれ違ってしまう…なんて展開はなくなりそうでホッとしました。
ただ、やはりアシリパとしては、杉本にそういわれたからと言って、じゃあもう戦うのをやめます、なんて即答するようなことはもちろんないでしょうね。
鶴見が近づいている、という、ある意味タイムリミットを設けられているような状況ですが…
鶴見と合流する前に。アシリパは答えを出すことができるのでしょうか…。
ゴールデンカムイ206話のネタバレ感想『本心を認める杉本』まとめ
本日7月15日は海の日なので…
TVアニメ『ゴールデンカムイ』第八・九話で描かれた小樽海岸での一幕をご紹介ッ!
小樽の漁場に現れた辺見和雄が印象的な回でした!
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今回の『ゴールデンカムイ』の206話についてはいかがでしたでしょうか?
今回のネタバレ感想を以下にまとめてみるとこのようになりました!
- ゴールデンカムイ206話のネタバレ!!
- シネマトグラフ上映会!
- 火災発生!避難する杉本達!
- 自分の想いを正直に伝える杉本!
- ゴールデンカムイ206話を読んでみた感想は?
やっとアシリパに本音をぶつけた杉本。
次回はアシリパがどう答えるかに注目ですね!
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また次回のネタバレ感想もお楽しみに!
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こんにちは!
ネタバレ感想・考察の庭へようこそー!
今回は2019年7月18日発売の少年ジャンプに連載中の人気漫画である
『ゴールデンカムイ』の206話についてのネタバレ感想内容を
『ゴールデンカムイ206話のネタバレ感想『本心を認める杉本』』としてわかりやすくまとめてみたいと思います!
さっそく前回のあらすじからおさらいしておきましょう!