ゾロの男気を感じる3シーン

海賊王を目指すルフィの右腕であり、ルフィ率いる麦わら海賊団の1人目であるロロノア・ゾロ。
彼を漢字一文字で表せと言ったら、誰もが「漢」と書くだろう。
それくらい男気が溢れていて、ワンピースの中でも超人気な登場人物の1人である。

そんなゾロの男気を世の中の男たちには見習ってほしい。もちろん、私も含めてである。
最近の男性は「綺麗で清潔感のある人」を目指している者が多い気がする。

しかし、男たるものやはり「男気ある漢」を目指すべきだと私は思う。
実際、「漢と書いてオトコ」という人は少なくないが、漢とはどうあるべきなのかを考えてみると意外と難しい。

何でも奢ってくれるのが男気ある人とも言い切れないし、顔が濃くて男前な人が男気ある人だとも言えない。
そこで、男気を教えてくれるのがロロノア・ゾロなのである。

私が初めてゾロに出会ったのは中学2年生の頃だったと思う(漫画を読み始めた頃)。
第一印象は「こいつ怖そう~」であった。

それもそのはず、海軍基地内の十字架に括りつけられていて、いかにも悪党のような雰囲気を出していた(当時の自分はそう思った)のがゾロの登場シーンだったからだ。

コビーが「なんて迫力だろう」と言っていたように、漫画ではあったが迫力満点の登場シーンであった。

しかし、怖いのはほんの一瞬で、すぐに優しい男なんだと気づいた。
それは、泥だらけのおにぎりを食べるシーンである。
女の子が作ってきてくれたおにぎりをヘルメッポが踏み潰し、グチャグチャのおにぎりが地面に落ちている。
それをルフィに拾わせ、泥だらけのおにぎりを食べるゾロ。

女の子には悪いが、砂糖で作ったおにぎりの時点でだいぶ不味いと思う。
それにプラスして砂や泥がたくさんついているから最悪だ。
誰も食べたことがない「砂糖と泥のハーモニー」でが奏でる最恐のおにぎりだっただろう。

それをムシャムシャと食べて飲み込むゾロ。

そして「あのガキに伝えてくれねぇか、、、『うまかった、ごちそうさまでした」ってよ」と女の子に感謝の気持ちを伝えるようルフィにお願いをする。

私はこのシーンで「こいつめちゃくちゃイイやつやん」と印象がガラッと変わった。

その後に分かることだが、ゾロが海軍に捕まっていた理由は、女の子を守るために海軍大佐モーガンの息子であるヘルメッポの狼を斬ったからであった。

弱きものを助ける姿にも男気を感じ、私はゾロの兄貴についていこうと決めた(ゾロが大好きになった)。
こんな感じで、強面だが超優しいというギャップに心打たれたと共に、「男気ってこういうことなんだ」と気づいたのが、ゾロの登場シーンであった。

次にゾロの男気を感じたところは、超有名なあのシーンである。
こう言ったらもう頭にうかんでくるのではないか。
そう、ゾロの名言中の名言であるあのセリフ、、、「二度と負けねェから!!!!」という言葉が響き渡ったシーンである。

これはもう、一度読んだら忘れられないシーンなのではないだろうか。
王下七武海の1人であるジュラキュール・ミホークにゾロが負けた時に放った言葉。
私はこの言葉を聞いた時に思い出したシーンがある。

それは、ゾロが幼い時に世界一の剣豪を目指そうと誓い合った「くいな」という幼馴染が死んでしまったときのシーンである。
一緒に夢を目指し始めた相手が死んでしまい、くいなの分まで強くなろうと決心したゾロ。

そこで言った
「おれ、あいつのぶんも強くなるから」
「天国までおれの名前が届くように、世界一強い大剣豪になるからさ」
という言葉が私の頭によみがえった。

ミホークとのシーンではルフィのために言った言葉であったが、
私はくいなにも「ごめん、もっと強くなるから」と言っているように感じた。
ここで気づいたのが、ゾロが大きく宣言するときは「誰かのぶんも」「誰かのために」と自分だけでなく、自分以外の人のために大剣豪になると誓った瞬間であったということだ。

人は自分の為に何かを成し遂げようとする。
中には自分以外のためにという思いで行動する人もいるが、まず自分のために行動して何かを成し遂げようとする想いがないと、誰かのためにやろうとしても空回りするだけで上手くいかない。
ゾロはそんな中で、自分の夢のために高みを目指し続けた。
その過程で自分だけの想いが2人分、3人分となっていった。
人は想いが重なると重圧を感じ、それより上を目指せなくなってしまったり、消極的になってしまう。

期待されるスポーツ選手のようなものだ。
上を目指すたびに、前に進むたびにどんどん足が重くなり、目標を口に出せなくなっていく。

しかし、ゾロはどん底に落ちた時こそ「ハッキリ」と「大声」で口に出す。
それでこそ漢だと私は思う。

自分自身、目標を口に出すことは苦手だった。
それで失敗したら「恥ずかしい」「ダサい」などと思っていたからだ。

でも、口にした目標を全力で叶えに行く姿がださい事なんて絶対にない。

むしろ、他人がやっていたらかっこよすぎて応援したくなるほどだ。
だから、私はゾロを見習って目標を口に出すことにした。

それから、私の行動はみるみるうちに変わっていった。
それまでは口に出さないで自分の中で完結していたから、いくらでも逃げ道があった。

しかし、目標を口にすることで逃げ道がなくなっていき、どうすれば達成できるのかを具体的に考えて行動に落とし込むようになっていったのだ。

それによって、今までの自分とは思えないほどの結果をもたらすことができた。
ゾロから学び、結果に結びつけることができたのだ。

ここの名シーンから言えることは、「漢たるもの口に出して高みを目指し続けろ!」ということである。
やはり、いつまでも自信がなくナヨナヨしていてはダメ。
自分に自信をもって前に進むのが男気ある人間ではないだろうか。

次で最後になるが、私の好きなゾロの男気あるシーンを紹介しよう。
最後は前に書いた2つに比べると少しマイナーな部類に入ってしまうが、「これぞ漢!」とシンプルにかっこいいと思ってしまうシーン。
それは、エニエスロビー編での「Tボーン大佐」との一騎打ちである。
Tボーン大佐はゾロの登場シーンをはるかに超える強面で、顔だけ見たら明らか悪党だが、モノすんごい心の優しい持ち主。

部下のちょっとした怪我にも全力で心配し手当してくれる。
さらに「今日も平和で、世界が優しくありますように」なんて言っちゃう。
さらにさらに「罪なき市民の明日は必ず私が守る」とまで言ってくれるまさに海軍の鏡。
そんなボーン大佐と戦うことになるゾロ。

Tボーン大佐もなかなか強い、どんな激闘を繰り広げてくれるのかとワクワクしていた。
しかし、結構あっけなくTボーン大佐はゾロに負けてしまう。
ワンピースでは海賊が主人公なため、正義であるはずの海軍が悪党みたいなイメージがある。

しかし、それを元に戻して「真の正義」を感じさせてくれる海軍本部のTボーン大佐。
そんな彼をゾロが倒したことはもちろん嬉しかったのだが、少しモヤモヤが残っていた。
そりゃあ、あんな心の優しい応援したくなる海軍が負けてしまったら、いくらずっと応援していたゾロが勝ってもスッキリはしない。

しかし、その気持ちを吹き飛ばすほどのゾロの男気溢れるセリフがある。
それが「てめェの正義もさぞ重かろうが、こっちも色々背負ってんだよ」である。

そこで私は、なんてカッコいいんだろうとゾロに心を奪われた。
これが恋に落ちる瞬間か、と言わんばかりのワードセンスは本当に最高だった。
相手が誰であっても、どんな思いを背負っていたとしても、自分にも背負っているモノがあるから「絶対に譲らない」という強い思いが、ゾロの男気をさらに大きく魅せてくれた。

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